バタフライ効果。蝶々(ちょうちょう)の羽ばたきのように、ほんの小さな動きが時間とともにどんどん広がって、大きな現象を生み出すことがある
蝴蝶效应。象蝴蝶展翅那样,极小的动作会随时间的过去逐渐地扩大,最后产生“大现象”。
前三重県知事の北川正恭早大マニフェスト研究所長がよく使う、カオス理論の言葉だ。例えば選挙の開票作業のスピードアップはそれ自体、小さな羽ばたきでしかない。だが、マンネリ化した「お役所仕事」を見直す大きな動きにつながると
这是前三重県知事、早稻田大学“政权宣言”研究所所長北川正恭常用的关于混沌理论的一个词汇。比如,他说,选举点票操作中的“提高速度”本身就只是“小动作”而已,但却与改变公式化的“政府办事作风”之“大动作”密切相关。
人口約24万人の東京都府中市には市長選で開票時間わずか33分の記録がある。隣の多摩市もこれにならい、昨年4月の市長選は46分で開票を終えた。こんな動きを全国に広めたいと北川氏は言う
東京都府中市人口约24万人,市长选举的点票时间曾有过仅用33分钟的纪录。毗邻的多摩市也效仿之,在去年4月的市长选举中,用44分钟就完成了点票。北川希望这种做法在全国广为推行。
何も特別なことではない。スリッパではなく邉友イ恰⒘ⅳ盲戚X快に作業する。開票台を増やし、腰が痛くならないよう高さを調節する。票の仕分け方を工夫する。職員一人一人が迅速化を心がける。何よりも数値目標をはっきり設定するのが重要だ
这种做法并不是什么特别复杂的做法。只不过是,把穿拖鞋改为穿运动鞋,使站立轻松,动作利索;增加点票台的数量,并调整其高度,使职员的腰部不易劳累;在票的分类方法上下工夫;每个职员把“提高速度”铭记于心;最重要的是设定明确的数值目标。
開票作業は速さより正確さだとよく言われるが、北川氏は反論する。「集中して作業に取り組めば、ミスもしない。疑問票の処理に時間がかかったというのは事前に徹底した対策を考えず、住民サービスを怠ったことにほかならない」
人们常说,点票操作中准确重于速度,但北川对此持反对意见:“如果集中精力进行操作,就不会产生错误。以前处理疑问票很花时间,这只能是一个原因,那就是,事先没有考虑周全的对应措施,居民服务做得不到家。”
全国の自治体で統一地方選の準備がピークを迎えている。この春、役所の意識改革という蝶々がどこかで見られるかも知れない。
眼下迎来了全国自治体統一地方选举准备的高峰期。今春,也许能够在某处看见“政府观念改革”这只蝴蝶翩翩飞起。