日语阅读辅导:美味

来源:考试吧发布时间:2013-01-28

夏目漱石の著書「文学論」に饅頭(まんじゅう)の出てくるくだりがある。「饅頭の真価は美味にあり。その化学的成分のごときは饅頭を味わうものの問うを要せざるところなり」

夏目漱石的著作《文学论》中,有一段关于包子的描写。“包子的真正价值在于美味。既然是要品尝包子味道的,诸如它的化学成分这样的东西,那就不要管它也”

饅頭に例えたのは俳句である。俳句を味わうのに成分論議(難解な解釈)は無用、うまければいいのだ、と。俳句のみならず、日常の敬語もその真価は「美味」、耳にした時の心地よさにあるのだろう

被漱石比喻为包子的是俳句。意思是说,欣赏俳句时,没有必要对其成分进行讨论(即进行难懂的解释),只要感觉美好就足够了。不只是俳句,日用敬语的真正价值也在于“美味”,在于令听的人心情喜悦吧。

文化審議会が「敬語の指針」を文相に答申した。尊敬語、謙譲語、丁寧語という現在の3分類を、尊敬語、謙譲語1、謙譲語2(丁重語)、丁寧語、美化語――の5分類に細かく分けることが柱という

文化審議会向文部科学大臣提交了《敬语指南》答询报告。据说,其基本内容是:把尊敬语、谦逊语、郑重语

——现行的三类敬语,细分为五类敬语——尊敬語、谦逊语1、谦逊语2(丁重語)、郑重語和美化語.

分類がどう変わろうとも、相手を敬う気持ち、相手に不快な思いをさせたくない心があれば、それでいい。文法にかなっていればさらにいい。正確な言葉遣いを求めて成分論議に知恵を絞った審議会の努力は努力として、そう思う

无论分类如何改变,只要对对方怀抱敬意,拥有不让对方产生不愉快的诚心,都没有关系的。当然,如果合乎语法规范,那就更好。審議会要努力追求正确的遣词,为成分讨论绞尽脑汁,那就让它努力去吧——我如是想。

あすはもう立春、久保田万太郎に風変わりな春の句があった。「仰山(ぎょうさん)に猫いやはるわ春燈(はるともし)」。語ったのは女学生か、年配の女性か。会話の言葉をそのまま詠んだものらしい

明天就立春了,久保田万太郎写有奇特的咏春之句:“猫们成群闲悠悠呀/春夜灯火影昏昏”(句中有女性用语“呀”,那么,)说话的是女学生抑或是年老的女人?看样子万太郎是直接把谈话的内容写成诗歌的。

当の猫が敬語に喜んだかどうかはともかくも、ぼんやりかすむ春の灯の下、道端の夜会に集う猫たちの静かな時間と、眺める人の優しいまなざしが伝わってくるのは「いやはるわ」の手柄だろう。美味なるかな。

这些猫是否喜欢敬语,那就姑且不论了,但是,让我们感受到“在模糊蒙胧的春灯下,群猫聚集在路边夜会消受悠闲时光,女人们用慈柔的眼神注视着这一切”这种意境的,确是“猫们闲悠悠呀”这句敬语的功劳吧。此所谓“美味”也。

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