橋 都会の夜は 何千の傷口から 血を沸いている それは吆婴肆鳏燹zんで どろんとたまっている 橋はそこに架かっている それは未来に向かうのでも 過去から来たのでもなく ただ向こう岸からこちら岸へ かかっているだけである 死んだ流れを越え 二つの夜をつないでいるだけである 夜更けになるとその上へ 年を取った男と若い女 互いに自信がなさそうに 抱き合ったりしている