せいしゅん
そんな中で、ふと過去のことも思い出す。
そういえば、私は大学生のときに学習塾の講師をしていた。
それはそれは熱中した。熱中時代じゃないけど、そんな感じだった。
学校ではなく、進学塾。都道府県で、実績も一番の塾だった。
担当していたのは、超難関クラスという難関国立・私学を目指して合格するというクラスだった。エスカレータ式で行けるという学校ではなかったので、彼らの3年間という時間は、私にとってもとても貴重な時間だった。
そこが勝負だったから。
毎日、生徒ひとりひとりの個性をつかんで、一人ひとりの長所を活かしながら成績を上げること、モチベーションを上げること、全国ランクでどこに食い込むかということと試験内容の分析で頭はいっぱいだった。
生徒も大好きだった。今でもよく思い出す。
先輩の講師たちもすごく個性的な人が多くて、とても尊敬していた。
そして、よく議論していた。
前にも書いた気がするけど、青春というイメージである。
青春とは、必死に何かを追い求めること。
人生の中に、何回、青春をつくれるか、またそんな気持ちでいられるか
そんな環境に自らを置けるか人生を豊かにするってそういうことだと思う。
ホムコンサート
年に一度のホームコンサートを開きました。昨年までは十数名と大勢?でしたけど、今年は8名でした。でもファシリティさんが、綺麗にプログラムを作ってくれまして、見た瞬間、緊張がみなぎりました。今年は少数だし、先生はいらっしゃらないし、さほど緊張もしないしと、、。家での音合わせも、ほんの2,3度やっただけでした。暗譜していたはずが、いざとなると、楽譜を取り出して、、、やはり
、レッスン不足は、本番に如実にでてしまいます。
曲目は「わが心に君深く」学生王子という三文オペラに出てくる歌です。と言っても、その物語は、DVDにもないし、私はわかりません。ホセカレがCDでカバーしています。
その後はギターを弾きながら、「イムジン河」です。しかし、ギター弾く手が震えるのです。付け焼き刃では上手くいかないことが、よくわかりました。もっともっと何も見なくても弾けるようにならないと。
反省ばかりですが、そういった普段では味わえない緊張の中で、また新しい発見があります。
クラッシックも昔は、相手にされなかった音楽だったそうですが、どれも良い悪いはなくて、これをやらなければならないってことはないと思いますが、練習は共通してやりすぎて足りないことはないと思います。
筧先生はは、お腹から声を出せとは言いませんが、吐ききるようにってよく注意を受けます。ギター弾きながら、フォーク系を歌ってる内に、喉から声を出すようになってしまうみたいです。こういう変化は流石すぐ見透かされてしまいます。
歌を歌う前の訓練、或いは毎日の訓練に、下を下歯に軽く付けて、やや口を尖らせ、「ススス」とまず、吐ききることをして、その後で、「ススス」「ススス」「ススス」と三回で吐ききる。そして、それを5回で吐ききる訓練をすると、良いですと。
ただし、絶対、胸式呼吸をしないこと。謂わば、朝の体操のような胸を開けて息を吸うのは、ダメですと。したがって、肩が上がるような吸い方もダメ。お腹が横に広がるようなイメージで。
この訓練を1クールしたあと、歌うと声の出し方が変わっているようです。
それから、楽譜通り歌わない事。と言いますか、あまり拘ると、雰囲気が出ないのでっと大らかで結構ですとよく言われます。
たしかに、ホセカレなど聞いていても、ある程度忠実ですが、彼らしい味付けをされているのがわかります。私にとって声楽と聞いただけで、まず、忠実に歌うことが大前提という頑なな頭でいたのですが、そうでもないみたい。
でも、ちょっと安易な、例えばしゃくし上げるような、唄い方をすると、だめ!と厳しく指摘されます。そこは歌謡曲とは、まったく違うんです。
実は、これ書いてるのは、忘れないためです。
何度か過去に言われてるのですが、日常に戻ると忘れてしまっています。