*~ものを
動詞 ・ 形容詞:普通形<ナ形ーな/である> + ものを
もんを<口>
(注:ほとんどの用例は「~ば~ものを」「~ても~ものを」となる)
会話
李 :また王に逃げられた。もう少しで詰むとこだったものを、くやし~っ。今度も 持ち駒 切れだ。
良子: 岡目八目 だけど、いい手があったのよ。一言言ってくれれば、こっそり教えてあげたものを。
李 :そうと知ってりゃ、頼んだもんを。
山田:はっは、後の祭りだ。 へぼ将棋もいいとこだね。
参考翻译:
李:又让小王逃过一劫。就差一点就可以将你军了。可惜啊!这次棋子全被吃了。
良子:旁观者清啊!我有必胜的一招哦!要是你跟我说一下,我会悄悄的告诉你的哦!
李:早知道,就拜托你了啊!
山田:哈哈,马后炮!棋下得真臭!
解説
「~ものを」(口語形として「~もんを」)は常に「~ば/~ても」と呼応して、「~ば~ものを」「~ても~ものを」の形で使われます。接続助詞としても終助詞としても使われますが、「~のに」と置き換えることができる逆説表現です。この文型は実際には行われなかったことを前件で取り上げて、相手に対する不満 ・ 非難 ・ 残念 ・ 恨みといった感情を強く打ち出すのが特徴です。
例えば、下の例は「~ものを」も「~のに」使えますが、「~ものを」を使うと相手に対する不満や非難の感情が強く現れ、「~のに」を使うと自分自身の残念な感情が表れるでしょう。
努力すれば合格できたものを( ・ のに)。
知らないことは聞けばいいものを( ・ のに)。
「~ものを」(口语形式「~もんを」),经常与「~ば/~ても」相互应,这两种形式「~ば~ものを」「~ても~ものを」也经常被使用。作为接续助词或者终助词的使用的话,可以与「~のに」替换使用。 这个句型,前文提出的是未做的事情,强调表示了对对方的不满,责难,遗憾,怨恨的感情。
「~ものを」表示对对方不满和责难的感情
「~のに」表示对自身的遗憾的感情。
例文
1. 知っているのであれば、教えてくれてもいいものを。
知道的话,就最好告诉我啊!
2.日頃から復習していれば、試験前に慌てずに済むものを。
要是平时好好复习得话,考试前就会那么慌慌张张了。
3.嫌なら嫌だと言えばいいものを、あいまいな返事をするから、こんな始末になるんだよ。
如果不喜欢的话,就最好将讨厌的地方说出来,回答含糊,就会落到无法挽回的地步了。
4.隠してもいずれはばれるものを、隠そうとするから、よけいに嘘が透けて見える。
5.連絡してくれれば迎えに行ったものを、ちょっと水臭いじゃないか。
要是你跟我们联络额话,我们就会去迎接你,不要那么见外啊!