023 ~折り(に)
名詞 : の + 折り(は)
動詞・形容詞:普通形<ナ形ーな> 折りに(は)
【会話】
良子:先日、白石さんとお会いした折り、「また李君と一杯やりたいなあ」って言ってらしたわよ。
李 :そう言えば、卒業以来会ってないもんなあ。折りを見てこちらから連絡するよ。
良子:それがいいわ。学生時代はあんなに仲良しだったんだから。
【解説】
「~折り(に)」は「~(の)とき」の意味で使われます。しかし、この「折り」は「機会」という語義も含んでいて、いくつかの慣用表現を持っています。
もし折りがあれば、またお会いしたいですね。→例題1)
私は折りにふれて詩を書きます。
折りも折り、うわさしていた彼が来た。
類似表現に同じ時を表す「~(の)際」「~(の)節」(→文型098)がありますから、各項を参照してください。
【例文】
1.上京の折りには、御一報ください。
2.この件は今度会った折りにでも、また相談しましょう。
3.駅前で交通事故があった折り、たまたま僕はそこに居合わせた。
4.暑さも厳しい折から、くれぐれも御自愛ください。
5.折りもあろうに、こんな真夜中に電話をかけてくるなんて、なんと非常識な奴だ。
【例題】
1) 最近、忙しくて先生とお会い(する/になる)(折り/際)がない。君からよろしく伝え(ていて/ておいて)くれ。
2) 訪中( )折りには色々お世話(になる→ )まして、誠にありがとうございました。日本にお越し( )節は、是非、御一報くださいませ。
【前課の解答】
1) として(→文型237)/までに(→文型402)/思いもした
2) か/ような/だった(副詞:「確か~だった/~した」の形)