*~か~ない(かの)うちに/~か~ないかに
動詞:原形 + か、動詞:ない形 + かのうちに
うちに
かに
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♪ 会話 ♪
小平:あれ、まだ八時か。夕御飯から一時間たつかたたないかなのに、なんだかお腹が空いたなあ。
良子:今、食器を洗い終わったばかりなのに・・・。
小平:口に入る物なら何でもいいから、何かないの?
良子:あ~あ、片づくか片づかないうちに、またそんなことを言われてもねえ。これじゃ気が休まる暇もないわ。
♯ 解説 ♭
これらの文型は「~すると、すぐ~した」(連続発生)という意味を表します。既定事実なので、習慣を述べる場合以外は文末は完了形(「た」形)になります。同時発生を表す文型は多くあり、「~が早いか」(→文型046)、「~なり」(→文型280)、「~とたんに」(→文型 148)や「~そばから」(→文型 127)、「~や否や」(→文型428)などですが、各項を参照してください。
注意してほしいのは、上記の文型はどれも「~と、すぐ~」のグループで、後件で「~たい・~つもりだ・~だろう」などの意志・推量表現は使えません。これは条件を表す「と」と「たら」の違い(→資料・)から発生したものです。○ 帰ったら、すぐうがいをしなさい。× 帰ると、すぐうがいをしなさい。
§ 例文 §
1.ホームに着くか着かないかに、発車のベルが鳴り出した。
2.彼女は、会社から送られてきた不採用の通知を読むか読まないうちに、わっと泣き出した。
3.彼はベットに横になるかならないうちに眠ってしまった。
4.る叅Fれるか現れないうちに、激しい突風が吹き荒れ、その妖怪は姿を現した。
5.この店のパンは、店頭に並ぶか並ばないかのうちに、飛ぶように売れていく。
★ 例題 ★
1) 夜(が/を)明けるか(明ける/明けない)うちに、母は台所に立って朝御飯の支度(が始まった/を始めた)。
2) 解答を(書く→ )終えるか(終える→ )かのうちに、試験官の「そこまで」という声( ) した。
(^^)前課の解答(^^)
1) ったら(「~と言ったら」の口語→文型219)/まで/もう
2) 怒り(→文型137)/か/立ち(→文型003)