6 形が似ていることば(類義語)
どうか ①ていねいに強く頼む時に使う
→どうかよろしくお願いします。
②ふつうではない、変だ
→あの人、頭がどうかしているよ。
どうにか ●十分ではないか
→日常会話ならどうにか話せます。
どうせ ●(いやだけど)終わりには
→人間はいつかはどうせ死ぬんだよ。
どうも ①どんなに頑張っても
→何回も練習したが、どうもできない。
②どうしてかよくわからない
→その答えは、どうもちがうようだ。
③本当に
→どうもありがとう。
どうやら ●はっきり分からない
→どうやら明日は雨らしい。
どうしても ①どんなふうにやってみても
→練習したけれどどうしてもできない。
②必ず、たいへんでも絶対に
→どうしても行かなければならない。
なんと ●おどろさ、感心した時に使う
→なんと大きな家なんでしょう。
なんとか ①十分ではないが
→それくらいはなんとか1人でできます。
②何か方法を使って、強い希望や意志和表す
→何とか今日中にこの仕事をしてしまいたい。
なんとしても ●どのようなことをしても
→必要なものだからなんとしても買いたい。
なんといっても●いろいろ言ってもこれが一番
→なんといっても、若いということはいい。
なんだか ●はっきりした理由がなく
→今度の旅行にはなんだか行きたくない。
なんとなく ①はっきりした理由がなく
→秋はなんとなくさびしい季節だ。
②なんとなくテレビを見ると、友達がうつっていた。
思わず ●自分でそうするつもりでなく、つい
→あまりにも驚いたので、思わず大声を上げてしまった。
思いがけず ●まったく予期していなかったこのことに、「思いがけなく」も同じ
→銀座のレストランで、思いがけず、昔の友人に会った。
思い切って ●よし、やろうと強く思って
→思いきって、彼女にプロポーズした。
※何か新しいことを始めようとする時に使う。
思いきり ●力のあるだけ、十分に
→試験が終わったら、思いきり遊びたい。
一人で ①1人で(人数)
→夜道を一人で歩くのは危険だ。
②自分だけの力で
→あの子は、まだ2才だが、一人で、服を着がえられる。
ひとりでに ●何もしないのに、自然に
→ろうそくの火が、ひとりでに消えた。
※自ら ●人に言われたのではなく、自分からしようと思って
→自ら進んで勉強するのでなければ、本当には身につかない。
確か ●過去のことや前に聞いたことを思い出すときに使う(=たぶん)
→夏休みは確か7月10日からだったね。
確かに ●間違いなく
→この品は明日確かにお届けします。
※おそらく ●たぶん~だろう
→おそらく明日も雨だろう。
もしか ●「もし」の強調(=もしも)
→もしか、だめだったらどうしよう。
もしかしたら ●あるいは~かもしれない(=ひょっとしたら)
→もしかしたら、大阪に転勤になるかもしれない。
もしかして ●こうだろうと思うことに自信のないようすや疑うようすを表す(=もしや)
→もしかして、忘れてきたんじゃないでしょうね。
まさか ①そんなことあるはずがない
→あの夫婦がまさか離婚するとは思いませんでした。
②ふつうでは考えられない最悪の事態「まさかの時」の形で使う
→まさかの時を考えて、遺言を書いておいたほうがいいでしょう。
まさに ①本当に、確かに
→まさにその通りです。
②ちょうどその時
→飛行機が、まさに飛び立とうとしている。
まして ●この場合でもこうなのだから、他の場合はもちろん同じようになる
→大人でも持てないのに、まして子どもに持てるわけがない。
さすが ①やはり、予想していた通り
→さすが先生だから、よく知っているね。
②結果がいつも通りではない
→いつも元気なこの子も、1日中歩き回ったので、さすがに疲れたようだ。
さては ●はじめて気がついた時に使う
→さては、あいつが犯人か…。