●青雲の志
①社会的に高い地位につき、有名になろうとする志。
②行いが清く、俗世(ぞくせ)から離れようとする志。
●精神一到何事か成らざらん
何事も一生懸命やれば、できないことはない。
●清濁(せいだく)併(あわ)せ飲む
心の広いことで、善人悪人の区別なく、寄って来るものはみな受け入れること。「清濁」は、正と邪、善人と悪人の意。
●急いては事を仕損じる
あまり焦(あせ)ると失敗しやすい。 類:急がば回れ
●青天の霹靂(へきれき)
晴れた青空に急に起こった雷鳴(らいめい)。突然に起こった大事件のたとえ。
●席暖まるに暇(いとま)あらず
非常に忙(いそが)しい形容。忙しくて席に座(すわ)っている暇がないという意味。
●赤貧(せきひん)
ひどい貧乏(びんぼう)。「赤」は何もない意味。
●雪中の松柏(しょうはく)
困難にあっても節操(せっそう)を変えないこと。松や柏(このてがしわ)などの常緑樹は、寒い雪の中でも葉の色を変えないことから。
●節を折る
それまでの主義や態度を変える。「節を屈(くっ)する」ともいう。
●背に腹は代えられぬ
腹を背中の代用にできないことから、目の前の重大事のためには他を犠牲(ぎせい)にすることはやむを得ない、という意。
●狭(せま)き門より入れ
自分を鍛(きた)えるためには、楽な方法より苦しい方法をとるほうがよい。
●前車の覆(くつがえ)るは後車の戒め
前の人の失敗は後の人の戒(いまし)めとなる。
●前車の轍(てつ)を踏(ふ)む
前の人がした失敗を、後の人が繰り返すこと。「前轍を踏む」ともいう。
●前人の植えた樹
昔の人が樹を植えておいてくれたおかげで、後の世の人は木陰(こかげ)で涼(すず)むことができるという意味で、先代の善行のおかげで後の者が楽をできることに対して使われる。
●栴檀(せんだん)は二葉より芳(かんば)し
香(かお)りの高い栴檀(びゃくだん)の木は、二葉のころからすでにいい香りを放つところから、すぐれた人は、幼いころから人並み以上の才能を表すということ。
●船頭(せんどう)多くして船山へ上る
物事を進めるにあたって、あまり指図(さしず)をする人が多いと、統一がとれず全く見当違いのほうに進んでいってしまう。
●善は急げ
よいことをするには、ためらわずすぐにやるのがよい。
●前門の虎(とら)、後門の狼(おおかみ)
一つの災難(さいなん)から逃(のが)れたかと思うと、また他の災難にあうこと。
●千里の道も一歩から
遠い旅路(たびじ)も足もとの第一歩から始まる。どんなにすばらしいことでも、ほんの小さなことの積み重ねによってできる。
●千慮(せんりょ)の一失
思いがけない失敗。