●猫(ねこ)に鰹節(かつおぶし)
猫に鰹節の番をさせる。その人の好きなものを近くに置くことは、あやまちを犯(おか)しやすくて危険である、という意。 類:盗人に倉の番
●猫に小判(こばん)
物の価値がわからない者にどんな高価な物を与えても無駄(むだ)であること。類:豚に真珠・馬の耳に念仏
●猫の目のよう
変化しやすいことのたとえ。
●猫も杓子(しゃくし)も
何でもかんでも。どれもこれも。語源は、一休(いっきゅう)咄の「生まれて死ぬるなりけりおしなべて釈迦(しゃか)も達磨(だるま)も猫も杓子も」の所から出たもの。
●猫をかぶる
獰猛(どうもう)さを隠し、あたかもおとなしい猫のようにふるまう。
●寝た子を起こす
せっかくうまく納まっているのに、余計(よけい)なことをして問題を起こす。
●寝ていてころんだ例はない
何もしなければ、しくじることもない。
●寝耳(ねみみ)に水
不意の出来事に驚きあわてるたとえ。「寝耳」は睡眠中に耳にはいること。安らかに寝ているところに突然、大水が出て「水だ」という叫(さけ)び声が聞こえた、という意。類:やぶから棒(ぼう)
●念力岩をも通す
どんなことも一心をこめてやればできないことはない。