●能ある鷹(たか)は爪(つめ)を隠す
優れた鷹は獲物(えもの)に襲(おそ)いかかる直前まで爪を隠し、相手を油断させることから、優れた才能の持ち主であるほど、ふだんはその実力を見せびらかすようなことはしない。
●能書筆を選ばず
字のうまい人はどんな筆でもかまわずうまく書く。類:弘法筆を選ばず
●嚢中(のうちゅう)の錐(きり)
才能がある人は、必ず世に現れてくるたとえ。袋(ふくろ)の中に錐を入れると、すぐにその先端が突き出ることから。
●喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる
どんなに熱いものを飲んでも、のどを通り過ぎればその熱さを忘れる。どんな苦しい経験も、それが過ぎ去ればけろりと忘れてしまう。
●鑿(のみ)と言えば槌(つち)
鑿をと言われたら、鑿だけでなく槌もいっしょに持ってくる。気がきいていることのたとえ。
●蚤(のみ)の夫婦
蚤はメスのほΔ澶螭い长趣椤⑵蓼颏瑜甏螭し驄Dのこと。
●蚤も殺さぬ
とてもおとなしい性格のたとえ。類:虫も殺さぬ
●暖簾(のれん)に腕押し
垂れ下がっている暖簾を押すように、力を入れても少しも手ごたえがなく張り合いがない。こちらが積極的になっても、相手の態度があやふやで反応に乏(とぼ)しいこと。 類:ぬかに釘(くぎ)