●月とすっぽん
ちょっと似てはいるが、実は比べ物にならないほどひどく違っていること。
●月に叢雲(むらくも)花に風
名月にかかる雲、桜の花に吹く風。よいことにはとかくじゃまが入りやすい、思い通りにいかないことが多い、という意味。
●月夜に釜(かま)を抜かれる
明るい月夜に釜を盗(ぬす)まれる。油断がはなはだしいことのたとえ。
●月夜に提灯(ちょうちん)
道も明るい月夜に提灯をともす。不必要でむだなこと。類:昼のあんどん
●月夜の蟹(かに)
月夜のカニには中身が少ないことから、頭の足らない人のことをいう。
●角を矯(た)めて牛を殺す
少しの欠点を直そうとして、かえってそのものをだめにしてしまうたとえ。角の曲がりを直そうとして、牛を殺してしまう。つまらぬ末端(まったん)の事柄にこだわって肝心なものをそこなうこと。
●罪を憎(にく)んで人を憎まず
犯した罪を憎むが、その人は憎まない。罪を犯した人間を憎んではならない。
●爪(つめ)に火を灯(とも)す
ろうそくの代わりに爪に火をともす。非常にけちなことのたとえ。類:爪から火が出る
●鶴(つる)の一声
大勢であれこれ議論してもなかなか決まらなかったことが、えらい人の一言でそのまますぐ決まることを言う。
●鶴は千年亀は万年
長命でおめでたいこと。