生節。東京で言う『なまり節』のことです。
辞書には
『鰹節のまだ乾ききっていないもの。
国語大辞典(新装版)小学館 1988』
と載っています。
なまり節を見ると
『節取りした鰹(かつお)を蒸した食品。鰹節の乾燥前のもの。なまり。《季・夏》
国語大辞典(新装版)小学館 1988』
と書いてあって、一見違うものかと思ってしまいますが、同じものです。
【例】
「晩ご飯のおかずは、生節がええ。」
江戸時代の有名な川柳集「誹風柳多留」に、『生節をなまり節とは江戸なまり』というのがあるそうです。
昔は晩ご飯のおかずによくこの生節がでてきて、私はどちらかというと嫌いなほうだったのですが、ここ20年ぐらい食べていないので、たまには食べてもいいかという気がしないでもありません。