辞書には
『かしわ(かしは)
(羽の毛が柏の葉の色に似ているからいうとも)羽毛が茶褐色の鶏。和鶏。また、その肉。特に雌鶏の肉を美味としたが、天保以降は鶏肉の総称となった。かしわどり。
国語大辞典(新装版)小学館 1988』
と載っています。
かしわといっても柏餅のことではありません。関西では鶏肉のことを「かしわ」と言います。
【例】
「このかしわ、500グラムちょーだい。」
辞書によれば、羽毛が茶褐色の鶏のことを言うらしいので、白色レグホンのブロイラーを「かしわ」と言うのは間違いなのかも知れません。
しかし、関西では名古屋コーチンも白色レグホンもプリマスロックも鶏肉は「かしわ」です。
1個何百円もする玉子を生む烏骨鶏(ウコッケイ)の肉は黒っぽいらしいです。この烏骨鶏の肉を「かしわ」と言うかどうか私は知りませんが、いかにも高級そうなのでこの場合に限り「かしわ」ではなくて「烏骨鶏の肉」と言うのではないでしょうか。