学生時代、寮にいたころの話。
秋になると寮祭が催されました。初日に仮装行列で、市内にくり出すのが恒例となっていました。
寮は五棟あって、各棟ごとに、仮装を競います。大勢集まって、カンカンガクガク、よその寮<棟>にもスパイをとばし、何をやるのか調査もします。
ある寮<棟>では、日も迫って、なかなか決めまります。前日になって,もおう遅い、準備もできない、ということで 、「しょうがないから、全員乞食になって歩こうじゃないか。」という案が出されました。
「どうせ、みんなの押入れには、ボロのようなシャツや寝間着がゴロゴロしてるのだろう。」
「顔にミスをぬれば、はずかしくもないし。」
などと、やっと参加が決まりました。大多数30名がエントリーしました。参加者は、終了後パンとジュースが用意されるので人数の登録が必要なのです。
30名ガ、町中をねり歩くのは、汚くも状観です。ある者は、ごみ箱をあさってみたり、食堂をのぞき込んだり、果物屋に前で、ボリボリかく奴もいました。最も笑いをさそった奴がいました。よくミエウと、股間の汚いモノをチラチラさせている奴がいます。これこそ迫真に演技です。「あそこまでやるのはまずいのじゃないか。」「だれだろう。新入生かな。」などとささやかれました。
寮まで戻って、パンの袋を配りましたが、先輩が「自分の分がない。」と騒ぎました。数えてみると三一人いました。その<演技賞>は、本ものの乞食だったのです。仲間と思ってついてきたのだとか。
中译文
这里说的是我们学生时代住在宿舍时的故事。
一到秋天,我们就举行宿舍节。第一天安排化装游行,大家按惯例一起去室内。
一共有五栋宿舍楼,楼和楼之间要进行比赛。许多人聚在一起,侃侃而谈,还有的楼派侦探到其他楼去,侦察对方准备搞什么节目。
临近游行日期,有一栋楼还没有决定出搞什么花样。到了前一天已经来不及准备了,因此有人提出:
“没办法,大家都扮做乞丐上街吧,怎么样?”
有人附和着说:
“对,反正大家的壁橱里破衣烂衫多的很。”
又有人说:
“脸上涂了黑就不会难为情了。”
大家你一言我一语的终于决定了参加游行的节目。宿舍的大部分人都参加了,总共有三十个。因为结束后要发给参加者面包和果汁,所以必须提前登记人数。
三十人在街中漫步而行,虽然很脏,但也的确很精彩。有的人去翻弄垃圾箱,有的人向饭店里探头张望。有的人在水果店前把脑袋挠的噌噌的响。有一个最引人发笑,仔细一看,他故意的让裤裆里的脏家伙时隐时现。这才是逼真的表演。
有人说:“把那家伙露出来给人家看是不是不太好啊。”
有人说:“是谁啊?是新生吧?”
大家一时议论纷纷。
回到宿舍,给大家发了面包后,一个高年级学生嚷道:
“怎么没有我的份呢?”
重新数了一下人数,发现共有三十一人。原来那个得了“表演奖”的人,是真正的叫花子,他把游行队伍当了自己的同伙。