先日なじみの店にいくと店員の一人が近く入院するというはなしをしていました。
「何の病気で?」と聞くと
「『ねずみ』なんです」。
「おおっ、あの『ねずみ』か!」
ということでひとしきり盛り上がりました。
前些天我去一家常去的店,谈到一名店员最近住院的事情。
“什么病呢?”我问。
“是‘ねずみ’”。
“哦,就是传说中的‘ねずみ’呀!”
就这么着八卦了一阵。
ねずみ、正式には関節内遊離体というのだそうで、骨や軟骨がはがれて関節の中を漂うようになり、それが骨と骨の間にはさまったとき激痛が走る病気です。『ブザー·ビート』で主人公·プロバスケ選手·上矢直輝(山下智久)の故障となった病気として一躍有名になりました。
ねずみ,正式名称是关节内游离体,指骨头或软骨脱离,游离于关节中,当夹在骨头与骨头之间时会剧烈疼痛的疾病。在《零秒出手》中作为职业篮球选手上矢直辉(山下智久)所罹患的疾病而一举成名
伸び悩んだ『ブザー·ビート』
その『ブザー·ビート』、このように街の話題になっているのにそれが視聴率に反映されていません。夏ドラマで一番のヒット作になった『救命病棟24時』と比較して週単位でグラフにしてみました。
低迷的《零秒出手》
尽管《零秒出手》成为了街头巷尾的话题,却并没有反映到收视率上。我将其与夏季日剧最人气的《救命病栋24时》作比较,以周为单位制作了图表。
後半になって『救命病棟』に一度肉薄したものの、終盤の盛り上がりに欠ける結果となっています。最終回の裏番組にアカデミー賞映画『おくりびと』の地上波初放送が高視聴率をとるというハンデもありましたが、その前回、前々回から勢いがありません。
尽管在后半部分与《救命病栋》平分秋色,可终究功亏一篑。虽然最终回受到插播荣获奥斯卡的《入殓师》初次电视播放获得高收视率的影响,可前一集与再之前一集的火候也还是不够。
内容的には「中心となる男女が最終的に結ばれるのか別れるのか?」という恋愛ドラマの王道パターン。デキとしても名作傑作とまではいかないけど、水準はクリアしていたと思います。最終回の日にも街で「『ブザー·ビート』見に帰らないと」という通りすがりの人の声も聞きました。
内容则延续了“以男女主角最终是分是合为中心”的恋爱日剧经典模式。制作虽然称不上名作杰作,可却达到了一定水准。在播放最终回那天我也在街上听到要“赶快回家看《零秒出手》”的路人声音。
それでも視聴率が上がらないのはなぜか?恋愛ドラマを多くの人が見る時代は終わって、一部の層だけで盛り上がるようになっているのでしょう。
可为什么这样子收视率也依然上不去呢?这大概是人们追捧恋爱日剧的时代已经终结,只在部分人群里流行的原因吧。
90年代は「恋愛ドラマの時代」
90年代是“恋爱日剧的时代”
恋愛ドラマというのは昔からありましたが、現代的な恋愛ドラマの始まりとなったのは86年の『男女七人夏物語』だと思います。88年の『君の瞳をタイホする!』『抱きしめたい!』のトレンディドラマを経て、「恋愛ドラマの時代」を確立したのは91年の『東京ラブストーリー』と『101回目のプロポーズ』でしょう。それから90年代は「恋愛ドラマの時代」であり続けました。
恋爱日剧早已有之,现代恋爱日剧始自86年的《男女7人夏物语》。经过88年的《猛龙笑将》和《想要拥抱你》等流行剧后,确定“恋爱日剧时代”的应该是91年的《东京爱情故事》与《101次求婚》吧。其后的90年代持续着“恋爱日剧时代”。
しかし恋愛ドラマの王道作で、かつ原作なしのオリジナル作で大ヒットしたといえるのは2000年の『やまとなでしこ』まで。21世紀になって大ヒットしたのはコミックなどの原作つきであったり、または韓国ドラマ『冬のソナタ』であったり。オリジナルドラマではそこそこのヒットどまりです。
然而作为恋爱日剧王道作品且为原创作品而大受欢迎的是2000年的《大和拜金女》。进入21世纪后受欢迎的要么是漫画原作改编作品,要么是韩剧《冬季恋歌》之类。原创日剧则保持不温不火的状态。
もちろん以前は「恋愛至上主義」とかいわれていたのが、晩婚化、結婚難、草食男子など恋愛そのものに対する意識が変わってきたということもあります。
当然,以前高喊的“恋爱至上主义”,也受到晚婚化、结婚难以及草食男子等对于恋爱本身观念转变的影响。
しかし世紀の狭間ではっきり流れが変わったのか?
可是在世纪之交其潮流出现明显变化了吗