日语阅读学习:一个葫芦和十只野鸭

来源:网络发布时间:2009-12-28
  むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人がいました。
  そろそろ秋が深まり、吉四六さんの村にもカモが飛んで来る様になりました。
  「カモを取って食いたいが、庄屋(しょうや)さんの様に鉄砲も持っていないしな。
  一体どうやって、カモを取ろうか。
  カモという奴は渡り鳥だから、いつも飛び疲れているはず。
  疲れると、休みたくなるものだ。
  だから、休む場所があれば、・・・そうじゃ」
  吉四六さんはポンと手を叩くと、ひょうたんのくびれたところになわをつけて、池に出かけました。
  「おお、いるわ、いるわ。カモの奴、何にも知らずに遊んでおるわ」
  吉四六さんはふんどしひとつになると、ひょうたんをかかえて池に入って行きました。
  ひょうたんのなわの途中には、重りの石がしばってあります。
  吉四六さんはひょうたんを浮かべると水面から首だけを出して、水草のかげに隠れました。
  カモは、そんな事は知りません。
  そして泳ぎ疲れたところに、ひょうたんがヒョッコリと浮かんでいます。
  これは良い物があると、カモはひょうたんに登って羽をつくろい始めました。
  カモは、油断しきっています。
  「しめしめ」
  吉四六さんは水草のかげからそっと手を伸ばして、カモの足をギュッと掴みました。
  手づかみで、カモの生け捕りです。
  「はい、一丁あがり」
  こうして捕まえたカモは、なわのはしに次々としばっていき、その数はとうとう十羽になりました。
  ひょうたん一つで、カモが大猟です。
  吉四六さんはカモをかついで家に帰り、その晩はカモなべを作りました。
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