关于日本童话的阅读

来源:北京新动力学校发布时间:2010-10-22

    【育路教育网搜集】以下为日本童话的阅读,供广大日语爱好者学习!

    むかしむかし、雪が降りはじめたころのお話しです。

    村外れのお堂の前で、子どもたちが遊んでいると、見たことのない男の人がフラリとやってきて、いいました。

    「クリや、カキや、ナシが、いっぱいなっておる所へ遊びに行かんか?」

    子どもたちは、おなかがすいていたので、「どこや、どこや。早く連れてってくれろ」

    と、大喜びでいいました。

    すると、男はおしりからしっぽのような長い物を、ズズズズッと出しました。

    「さあ、それにまたがって、落ちないようにしっかりつかまるんだ。いいか。みんなのったか?」

    「うん。のった、のった」

    子どもたちがロをそろえていうと、ゴォーッとなまあたたかい風が吹いて、あっというまに空へのぼっていきました。

    そして本当に、クリや、カキや、ナシが、いっぱいなっている所へ連れていってくれたのです。

    「ほれ、ほれ。おいしい果物がいっぱいなっておるだろう」

    男はまたゴォーッとなまあたたかい風を起こして、木からたくさんの果物を落としてくれました。

    子どもたちは、大喜びです。

    そのうちに、タ方になりました。

    男は急にそわそわして、「うっかりしておるまに、暗くなってしもうたわ。わしは、大急ぎで行かねばならん所があるんじゃ。おまえたちは、みんなでうちへ帰りなよ」

    そういうと、たちまちなまあたたかい風を起こして、どこかへ行ってしまったのです。

    さて、こまったのは、子どもたちです。

    「おらたちの村は、どこやろ?」

    「おらたちは、どっちからきたんやろ?」

    「あの山、こえてきたのとちがうか?」

    みんなで帰る道をさがしているうちに、日はとっぷりとくれてしまいました。

    「うちへ帰りたいよう」

    「さむいよう。こわいよう」

    女の子は泣きながら、男の子のあとについていきます。

    「泣くな。泣くとキツネが出てきて、だまされるぞ」

    子どもたちが手をつないで歩いていくと、向こうの暗やみの中に、ボンヤリと家の明りが見えました。

    子どもたちは喜んで、明かりの方に走っていきました。

    家の戸を開けると、ふとったおばあさんが出てきて、「おまえたち、どこからきたんや?」

    「おらたち、知らないおじさんによ、なにやら長い物にのせられて、風にのってきたんや。そして、カキやナシを、たくさん食わしてもらったんやけど、おじさんは、おらたちを置いて、また風といっしょにどこかへ行ってしもたんや。おらたち、うちへ帰れなくなってしもたんや」

    「そうかい、そうかい。その子はな、きっとおらの息子の南風(みなみかぜ)だ。あの子はいたずらが大好きなんだ。悪いことをしたな。おらのもうひとりの息子の北風(きたかぜ)にたのんで、おまえたちを家まで送らせよう」

    おばあさんはそういうと、

    「ほれ、起きろや。いつまでも寝ておらんで、起きるんだ」

    と、となりのへやで寝ていた息子の北風を起こしました。

    北風小僧は、ねむい目をこすりながら起きてくると、「ほれ、早く後ろにのれや」

    と、やっぱり同じように、おしりから長いしっぽのような物をズズズズッとのばしました。

    子どもたちがそれにまたがって背中につかまると、ゴォーッと冷たい風が吹いて、みんなは、またたくまに夜空にのぼりました。

    村では夜になっても子どもたちが帰ってこないので、みんなおおさわぎでさがしていました。

    そのとき、冷たい北風がゴォーッと吹いてきて、子どもたちが村の人の前に現れたのです。

    村の人たちは、ビックリするやら大喜びするやら。

    それを見ていた北風小僧は、「また、いつでも遊びにこいや」

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