025 ~がいい/~がよい
動詞:原形/ない形 + がいい
がよい
【会話】
部長:今回の企画は一切を君に任せる。何かあっても責任は私がとるから、思う存分に腕を振るうがいい。
李 :任せていただき、ありがとうございます。部長の御期待にそえるよう、全力を尽くします。
部長:成功するかどうかは、君の肩にかかっている。では早速、取りかかりたまえ。
【解説】
「~がいい/~がよい」は「~方がいい」と同じ提案・勧告の表現です。「~ばいい」や「~といい/~たらいい」(→文型154)も同じような意味を表しますし、「~するのが最善である/一番いい」と言う意味の文型「~に越したことはない」(→文型309)も類義表現です。
その中で「~がいい」だけは少し特殊で、語調によっては例文5や「死にたければ、勝手に死ぬがいい」のように「勝手にしろ」という放任を表したり、話者自身のことには使えないなどの制約があります。
【例文】
1.言いたい奴には、好きなように言わせておくがいい。
2.身の程知らずの愚かな夢からは、早く覚めるがよい。
3.彼がそんなにほしがっているなら、やるがいい。
4.殺したければ殺すがよい。俺を殺しても歴史の歯車を止めることはできない。
5.そんな奥歯にものがはさまったような遠回しな言い方はやめろ。言いたいことがあれば、はっきり言うがいい。
【例題】
1) もう僕には要らないもの(で/だから)、いくらでもほしい(だけ/ほど)持っ(てくる/ていく)がよい。
2) 僕の言葉がどうしても(信じられる→ )と言うなら、君自身の目( ) 確かめる( )いい。
【前課の解答】
1) 待ち(→文型285)/ついに(期待した結果)/てきた/ようだ
2) 教え/教え/てこない(~てくる→文型181)