第一章、人の気持ちや様子を表す
1、いやな気持ち、いい気持ち
「~する」の形で、自分の気持ちを表すことが多い。
①いらいら(副詞、~する)
意味:物事が進まなくて、気持ちが落ち着かない様子。
○、注文した料理は来ないので、いらいらした。
○、彼の話はいつも長いので、いらいらする。
②むかむか(副詞、~する)
意味:吐き気や怒りで気分が悪い様子。
○、食べ過ぎ、飲みすぎで、胸がむかむかする。
○、社長の話を聞いていると、腹が立って、むかむかしてくる。
③うんざり(~だ、~する)
意味:もうこれ以上はいやだと思う様子。
○、部長の長い話にはみんなうんざりしている。
○、毎日同じ料理ではうんざりしてしまう。
④うっとり(副詞、~する)
意味:美しいものを見たり、聞きたりして酔ったようないい気分になる様子。
○、彼女の美しい横顔をうっとり見ていた。
○、美しい音楽を聞き、うっとりする。
2、興奮
「~する」の形で、自分の気持ちを表すことが多い。
①どきどき(副詞、~する)
意味:出張のために、心臓の動きが速くなる様子。
○、どきどきしながら、ホラー映画を見た。
○、みんなの前で話をした時、とてもどきどきした。
②わくわく(副詞、~する)
意味:楽しい期待で心が落ち着かない様子。
○、わくわくしながらプレゼントの箱を開けた。
○、あしたから旅行などで、胸がわくわくする。
③はらはら(副詞、~する)
意味:ほかの人や物の様子が危なく見えて、とても心配に思う様子。
○、観客ははらはらしながらサーカスの芸を見ていた。
○、道路で遊んでいる子供を見ると、はらはらする。
④ぞくぞく(副詞、~する)
意味:恐ろしさや寒さで体が震えるように感じる様子。また、体が震えるくらい感動や興奮している時にも使う。
○、蛇が嫌いで、蛇を見るとぞくぞくする。
○、冷たい風が吹くとぞくぞくする。
3、終わった後の気持ち、驚き
「~した」の形で、自分の気持ちを表すことが多い。
①ほっと(副詞、~する)
意味:心配がなくなり、安心する様子。
○、茶碗を落としたが、割れなかったので、ほっとした。
○、手術が成功したと聞いて、ほっとした。
②すっきり(副詞、~する)
意味:困ったことや面倒なこと、余分なものなどがなくなり、気分がいい様子。
○、トレイに行って、すっきりした。
○、仕事が全部おわって、すっきりした。
③がっかり(副詞、~する)
意味:期待していたことがだめになり、元気がなくなる様子。
○、雨でハイキングが中止になったので、がっかりした。
○、山田さんは大学の試験に落ちて、がっかりしている。
④はっと(副詞、~する)
意味:以外なことに驚く様子。また、急に気が付く様子。
○、横から車が急に出てきたので、はっとした。
○、駅に着いて、財布を忘れてきたことに、はっと気が付いた。
⑤ぎょっと(副詞、~する)
意味:急なことに驚き、恐ろしさや不安を感じる様子。
○、歩いていたら、蛇が出てきたので、ぎょっとした。
○、壁に血がついていたので、ぎょっとした。