第4章 練習問題
問題:次の の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている分を、1.2.3.4から一つ選びなさい。
(1)くるう……試験の日、いつもの電車が遅れて、調子がくるってしまった。
1 この時計はくるってしまったようだ。
2 悲しみのあまり、彼女は、気がくるってしまったそうだ。
3 突然の雨で、予定がくるってしまった。
4 競馬にくるって破産してしまう人もいる。
(2)すむ……今日は早く仕事をすませてサッカーを見に行くつもりだ。
1 山の上の、すんだ空気を胸いっぱい吸い込んだ。
2 あやまればすむ、という問題ではない。
3 今は何を言っても聞かないから、気がすむまでやらせておこう。
4 開始5分前に、やっとパーティーの準備がすんだ。
(3)おりる……1か月で100万円もうかるっていうあの話、やっぱり僕はおりることにした。
1 申請していた教室利用の許可がおりた。
2 寒い朝、畑に霜がおりていた。
3 いよいよ明日で、5日にわたった公演の幕がおりる。
4 彼は委員長の座をおりて後輩にゆずった。
(4)ふむ……その時計はせいぜい5万円ぐらいだろうとふんでいた。
1 国際結婚するためには、正式な手続きをふむ必要がある。
2 私は、この計画は実現不可能だとふんでいる。
3 彼はあわててブレーキをふんだ。
4 彼女は国際的な舞台で場数をふんだこの道のプロである。
(5)わく……試験の成績がよかったので、自信がわいた。
1 彼女が応援してくれて、勇気がわいてきた。
2 スターが登場すると、満員の観客席がわいた。
3 株主総会では社長の解任をめぐって議論がわいた。
4 お湯がわいたら、火を止めて、お茶を入れてください。
(6)はれる……真犯人が捕まって、やっと彼に対する疑いがはれた。
1 クラス全員が、はれて卒業の日を迎えることができた。
2 雨の日は続いて気分がはれない。
3 サッカーのボールがぶつかって顔がはれてしまった。
4 雨があがり、空は青くはれてきた。
(7)あつい……二人はあつい友情で結ばれている。
1 いろいろご指導いただきまして、あつく御礼申し上げます。
2 月はあつい雲におおわれている。
3 感動的な映画を見て、目がしらがあつくなった。
4 新しい口紅をつけて出かけたら、周囲のあつい視線を感じた。
(8)うるさい……彼女は小学生ながら料理に関してはちょっとうるさい。
1 夜、窓を開けて寝ると、うるさくて眠れない。
2 どうして役所の手続きは、こんなにうるさいのだろう。
3 母は、最近、顔をあわせるたびに、勉強しろ勉強しろとうるさい。
4 彼は、これといった特技はないが、車についてはうるさい。
(9)おもい……1万語も覚えなければならないと思うと、気がおもい。
1 彼は、やっとおもい腰を上げた。
2 彼は、おもい病気にかかってしまった。
3 今回の事件における彼の責任はおもい。
4 社員が過労死したことを会社側は、おもく受け止めている。
(10)かぎ……文字.語彙の試験は漢字が読めるかどうかがかぎだ。
1 ぶっそうなので玄関にかぎを三つかけることにした。
2 彼は留守の間、友人に車のかぎをあずけた。
3 山田家では、家の中のかぎはすべて妻がにぎっている。
4 彼女は事件のかぎをにぎっている。
(11)うら……彼女にはおもてとうらの顔がある。
1 裁判に勝つためには、うらをとる必要がある。
2 事件のうらには隠された真実があった。
3 彼は相手のうらをかいて、試合に勝った。
4 問題は、用紙のうらにもありますので注意してください。
(12)ち……国民はちの通った政治を望んでいる。
1 あの人は、ちも涙もない残酷な人だ。
2 この作品は、ちと汗の結晶だ。
3 困ったときはちを分けた兄が助けてくれる。
4 若いころの努力がやがてちとなり肉となる。
(13)たね……争いのたねになるようなことをしてはいけない。
1 「まかないたねははえない」という。
2 懐かしい友と再会して、話のたねはつきなかった。
3 また一つ、心配のたねが増えた。
4 彼に手品のたねを教えてもらった。
(14)ほね……友人のためにほねをおった。
1 彼は、めずらしくほねのある人物だ。
2 この計画を実現するのはほねだ。
3 2年かけて、やっと計画のほねが出来上がった。
4 肉を切らせてほねを断つ。
解答
(1)1 (2) 4 (3) 4 (4) 2 (5) 1
(6)2 (7)1 (8)4 (9)4 (10)4
(11)2(12)1(13)3(14)2