【全日语】黑色幽默短篇小说:危险的药

来源:泸江日语发布时间:2012-09-21

  危険な薬
  
  博士の外出中、博士の唯一の助手であるその男は、何をするでもなく、研究室で朝からずっと留守番をしていた。
  
  しかし男は、あまりにも退屈なので、博士の発明品を眺めたり少しいじったりして暇をつぶしていた。助手とはいっても、普段は掃除などの雑用ばかりで、博士の発明にはほとんど携わっていないのだ。
  
  「これは一体何の薬だろうか」
  
  男はそう言って、机の上に置いてある、薬のたくさん入ったビンを持ち上げた。そしてそのすぐ横に、博士が書いたのであろう走り書きのメモを見つけた。そのメモにはこう書かれていた。
  
  『記憶を消す薬。飲むだけで嫌なことを忘れられる薬として実用化予定。現段階では、これを1錠飲むと、直前の約3分間の記憶がなくなる。ただしまだ不完全な試作品であるため、一日に2、3錠飲むだけで体に害が及び、場合によっては、死に至る恐れもあり危険。』
  
  それを読み終えた男は、ビンから薬を1錠取り出して、
  
  「なんだかおもしろそうだな。一粒くらいなら飲んでも大丈夫だろう。これも助手の特権というものだなあ。はははは」
  
  と嬉しそうに呟いて、飲み込んだ・・・。
  
  「あれ?俺はなにを・・・・・・。そうだ。博士の発明品を拝見してたんだったな・・・・・・・・ん?」
  
  男は机の上に置かれた薬の入ったビンを見つけた。
  
  「これは一体何の薬だろうか」
  
  そして男は、そばにあったメモ書きを読み、一粒くらいなら、と嬉しそうに呟きながら薬を一錠取り出して、それを飲み込んだ・・・。

纠错