中国を旅行したことがある人は、日本では使わないような簡略化した漢字が使われているのを目にしたことがあるはず。これらは1960年代に制定された「簡体字」という新しい字体ですが、一見まったく読めない漢字でも、元の字や簡略化の仕方を知っていれば、日本語の感覚でも大体の意味を取ることができるものもあります。
簡体字の元の字を知っていると便利なものを集めてみました。
言偏の漢字。偏が簡略化されていますが、この形を覚えておけば言偏の漢字は元の字が推測しやすくなります。
門構えの漢字。これも一度覚えてしまえば分かりやすいタイプです。
馬偏はかなり簡略化されています。
やや分かりにくい形の車偏。知らないとまるで分かりませんが、車の簡体字を知っていれば、かなりの漢字が推測できるはず。
検や険の字も、一見しただけでは元の字が分かりにくい形です。
そのほか、よく使う漢字で元の字と形が大きく違うもの。
元の字からかなり形が変わっており、混乱しやすいもの。
日本語にも似た形の字がある場合、間違えやすいので注意が必要です。
中国語で「麺」は「面」になっています。
かなり簡略化がはげしく、見ただけでは推測できないもの。
これも形がかなり変わっています。