次の文を読んであとの問いに答えなさい?答えは、A~Dの中から最も適当なものをそれぞれ一つずつ選びなさい。
一つの村に一つの品。一村一品邉婴扦瑜椁欷氪蠓直h知事の平松森彦さんによばれて、大分県に話をしに行ったことがあります?大分市の西端部にある高崎山には野生のサルが群棲していて、観光の名所になっています?私も溝演を終えて高崎山のサルと1時間ほど遊んできました。高崎山のサルを観光の(1)としてお客に見せるようにしたのはずいぶん前のことで、当時の大分市長であった上田保という人の力によるものです。大分市にはこれといった観光名所がないというので、高崎山にいる野生のサルを観光客に見せようと上田市長は考えたのです。どうすればサルがえさを食べに来るかも知らずに、(2)ほら貝をもって高崎山に出かけ、毎日ほら貝を(3)サルが山から下りてくるのを待っていました?(4)一所懸命ほら貝を吹き続けてもサルはぜんぜんおりてきません。やがて大分市民のあいだから、上田市長はほら貝を吹く市長ではなく、ほら吹き(5)市長だとひやかされるようになりますが、(6)彼は毎日、高崎山に通いつづけました?
どんな集団のなかにも変わり者といわれる人がいるもの(7)ですが、サルの中にも変わったサルがいるだろう?100匹のなかに1匹ぐらいは変わったサルがいて、ほら貝に誘われて山から下りてきてくれれば、その後にたくさんのサルが加えるだろうとかんがえて、毎日、ほら貝を吹き鳴らしつづけたのです?(8)高崎山の中腹にあるお寺に何日も通いつづけた結果、いつのまにかサルが集まるようになっていったのです?
人間の夢とか変化というようなものは、たいてい変わり者とか法螺吹きとか言われる人達が、最初は人々の批判やあざけりなどに絶えて実現しようと努力をつづけていくなかで(9)、やがて実っていくものなのです?
昔の地図に、人間が行ったことのない所に竜のマークがついているものがありました?竜のマークは、そこから先はひじょうに怖い場所という印としてつけられていたので、だれもなかなか行けない所だったのです。ところが、100人のうちに1人ぐらいは変わった人がいて、だれもまだ行ったことのない竜のマークがついている所に行ってみたいという人が現れるのです?
1.(1)にはどんなことばが入ると思いますか?
A. 目先 B 目玉 C 目印 D 目方
2.(2)にはどんなことばが入ると思いますか?
A とりあえず B とうとう C そろそろ D どうしても
3.(3)に入りにくいことばはどれですか?
A 吹きつつ B 吹きながら C 吹いては D 吹いたり
4.(4)にはどんなことばが入ると思いますか?
A.なぜなら B だから C ところが D そこで
5.(5)はどんな意味ですか。
A. ありもしないことを、まるで事実のように言ったり、小さな子とでも大事件のように行ったりする人?
B. 普通ならできそうもないことをしようとして、いつも失敗する人。
C. 何でもはじめてのものをめずらしがり、次から次へと新しいものを求めるひと?
D. ふつうの人の考えそうもないことを思いついたりしそうもないことをしたりして、アイデアを生み出す人。
6.(6)にはどんなことばが入ると思いますか?
A それとも B それでも C それなら D それから
7. の「もの」と同じ意味の使い方をしている文はどれですか?
A. ……、当時の大分市長であった上田保という人の力によるものです。
B. 人間の夢とか変化というようなものは、たいてい変わり者とか法螺吹きとか言われる人達が、……。
C.……、最初は人々の日半夜あざけりなどに絶えて実現しようと努力をつづけていくなかで(9)、やがて実っていくものなのです?
D. 昔の地図に、人間が行ったことのない所に竜のマークがついているものがありました?
8.(8)にはどんなことばが入ると思いますか。
A やはり B けれども C つまり D こうして
9.(9)と同じ意味の分はどれですか。
A. 努力をつづけていくうちに B. 努力をつづけていくあいだC. 努力をつづけていきながら D. 努力をつづけていくように
10.本文の内容と会わないものはどれですか?
A. サルがたくさん住んでいる高崎山は、今では大分県の観光名所の一つになっている?
B. 大分県の上田市長の努力が実り、ほら貝の音を聞いて、サルが集まるようになった。
C. サルは集団で生活するので、仲間から外れようとする変わり者が生まれるはずがない。
D. 何か新しいことを始めようとするときには、最初は人々の批判やあざけりを受けるものだ。