これまでの経験やそれに基づくスキルをアピールする場面ですが、同時に「素の自分」を理解してもらうことが大切なポイントになります。
まず面接場所には5分前には到着しましょう。入室に際しては深呼吸をし、肩のチカラを抜きます。促され椅子に着座したら、あごを引き、面接官の眼に視線を合わせます。このとき、軽く握った両手は膝の上です。
いざ質問が始まったら、その応答は簡潔にするのが鉄則です。これは面接において重要な「明朗??明快」な人間像を演出するに不可欠な要素なのです。ここではこれまでの面接を想定した練習の成果が表れます。落ち着きつつ、早口にならずにハキハキと答えることを心掛けます。
相手の質問には、一呼吸おいて答えるようにすればよいでしょう。このとき面接官の目を見て答えることを忘れないようにします。
しかしずっと視線をそこに集中するものでもありません。こういったときは、相手のネクタイの結び目あたりに視線を落とすようにすればよいでしょう。
もし万が一、質問に不明な点や聞き取れなかったところがあった場合、どう対処すればよいでしょう。
こんなときは、慌てずに素直に聞き返します。こちらからの質問というのは気が引けるものですが、決して失礼なことではありません。遠慮する必要はありません。
また状況によっては面接官が複数の場合があります。この時は、質問者以外に大しても視線を配ることを忘れてはなりません。面接によっては、質問するのが特定の面接官だけというのも、よくあることです。ですから、質問に答えるときは面接官全員に語りかけることを忘れないようにします。
面接はありもしない自分を見せようとして、うまくいくものではありません。限られた時間内ではありますが、本当の自分を理解してもらうためのプレゼンテーションです。肩肘を張らずに落ち着いて臨みましょう。