李:はじめまして。私、○○課(○○部/○○担当)の李と申します。
(名刺を渡す)
取引先:ちょうだいいたします。私、A社○○部の佐藤と申します。
(名刺を渡す)
李:失礼ですが、お名前は何とお読みすればよろしいのでしょうか。
取引先:「ただお」と読みます。
李:「さとうただお」様ですね。いろいろ行き届かない点もあるかとは思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
取引先:いいえ、こちらこそ、よろしくおつきあいお願いいたします。
常套表現と解説
はじめまして、私は~と申します
ちょうだいします
申し訳ございません。今、名刺を切らしておりまして
失礼ですが、お名前は何とお読みすればよろしいのでしょうか
行き届かない点もあるかと思いますが
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
よろしくおつきあいお願いいたします
ビジネス会話では初対面のときの印象はとても大切です。服装や言葉遣いはもちろんですが、きちんと相手の目を見て、はっきりと社名所属氏名を話すようにしましょう。
こんな時に日本では必ず名刺交換がされますが、もし、名刺がなかったら「すみません。今、名刺を切らしておりまして」と言って謝りましょう。しかし、名刺を切らすようではビジネスマンとしては失格でしょうね。
(2)上司を取引先に紹介する
李:佐藤さん、紹介します。当社の営業部長の田中です。
部長:初めまして。田中と申します。
李:こちら、A社の営業課長の佐藤さんです。
取引先:初めまして。私、A社営業部の佐藤と申します。
身内や自社の人を取引先の人に先に紹介するのが鉄則です。その場合、上司であっても身内の部長は「佐藤です」と名前を呼び捨てにします。日本語では自社の上司よりも取引先の人の方が敬語の優先順位が上ですから、くれぐれも注意しましょう。
紹介するときのルールは以下のようです。
自社の人から先に紹介し、取引先の人は後から紹介する。
目下の人を先に紹介し、目上の人は後から紹介する。
取引先の人に対しては、自社の人は上司でも「身内」と考え、謙譲表現を使う。