間(あいだ)・中間・間(ま)
基本意味:
あいだ:1.二つの物に挟まれた部分、空間。例:家並みの間を抜ける。
2.時間、距離などの隔たり。例:少し間を置いてから食べる。
3.中間、真ん中。例:二人の言い分けの間を取る。
4.関係。例:お二人は親子の間である。
ちゅうかん:1.二つの物の間。例:私のうちは駅と学校の中間にある。
2.なかほど。例:金曜日の会議で、中間報告を発表することになっている。
ま:1.空間的なあいだ。例:三メートルずつ間を置く。
2.時間的なあいだ。例:仕事のまを見て、食事をする。
使い分け:
どちらも空間、時間、分量など、何にでも使う。しかし、「あいだ」は量的でも、位置的でも使うにたいし、「中間」はもっぱら位置的に使われる。時間を表す場合、一定の時間帯、時期的基準が存在すれば、「あいだ」が使われて、基準がなければ、「ま」が使われる。
例:1.午後は三時と四時のあいだで、一度休憩する。
2友達が来るまでのあいだずっと本を読んでいた。
詳解:特定の時間的起点と終点を表す場合は「あいだ」と読む。
もう例二つ:
1.休むまもなく働く。
2.ちょうどご飯時分に来るなんて、まのいいやつだ。
詳解:特定の時間的起点と終点を表さない場合は「ま」と読む。また、時間的長さがはっきりわからない、或いははっきり分かっても、はっきりさせる必要がない場合も「ま」と読む。
練習:
1.発車までまだ(あいだ・ま)がある。
2.発車までの(あいだ・ま)に食事をしておこう?